もしかして性病?不安だし検査してみたいけど初めてだからわからない、怖い、そう思っている方も多いのではないでしょうか?そんな方々のために、性病検査を体験した方に体験談を伺いました。不安に感じている方は体験談を読んで参考にしてみてください。
50歳男性の性病体験
性病検査をするきっかけとは?
私は今、50歳前半の男性である。検査を受けるきっかけとなったのは初めてのセックスでのことであった。見知らぬ女性と性行為をしたことで「もしかしたらあの人はHIVに感染していたのではないか、という恐怖に陥った。当時の様子について、お話したいと思う。
そもそもは祖父のせいである。私の家は両親と弟、祖父母の6人暮らしであった。祖父は厳しく、小学生になると頭は丸坊主、食事は正座してテレビを消して静かに食べねばならなかった。
そんな祖父は女子との関係にも厳しかった。当時の学校からの連絡は現在のようなメールやLINEではなく、あいうえお名簿順の電話連絡であった。
ある時、緊急の連絡が回ってきた。相手は女子である、もちろんそれを次のクラスメイトにも電話で伝えなければならない。この伝える相手もまた女子であった。私は女子と女子に挟まれたラッキーな位置にいたのである。
しかし当時は固定電話、電話機の場所は居間の祖父が陣取る座椅子の真横にあった。祖父から「今の電話はなんだ?誰からだ?どうして女子と話をするのだ!」と理不尽にも叱られた。中学生になると男子は自分の意志とは別の行動をし始める。例えば、近所の小さな本屋で参考書と問題集の間にエロ本を挟んで買ったり、小さなレンタルビデオ屋さんに行ってエロビデオを借りさせられるのである。
そこの店主は私の意志をテレパシーかなんかで察知できるのか、私を怪しむことなくエロビデオを貸してくれた。
そして高校生に。高校ではテニス部に入った。あっという間に高校生活も終わり、私はなんとか大学に入学することができた。部活は引き続きテニス部。大学生にもなると周りは彼女をとっかえひっかえの状況であった。
おそらく、そのうち私もとっかえひっかえのビューティフルライフが待ち受けているのだろう、とウキウキしていた。が、しかし一つもない!ビューティフルなイベントが一つもない。顔は平均、まぁまぁ勉強してるつもり、テニスボーイである、にもかかわらず。
大学4年生となり卒業論文のシーズンになった。うちのゼミではある女子がアンケート調査を実施した。ずばり、『エイズに関する意識調査』についてのアンケート。アンケート内容には、初体験はいつだったか、何人とセックスしたか、セックスのときにゴムは着用しているか…などなど。
私にとっては未知の質問である。そもそもゴムとはなんぞや?と私は見たこともないモノについて議論し合った。ゼミの学生は10人ほど、男女半々、筆記による回答。筆跡から下手すりゃ誰の回答かバレてしまいかねない。アンケートに抗議をしたらしたで、「こいつ、もしかしてまだ童貞?」とバレるやもしれない…。
私は大学を卒業したら「俳優」になりたいと考えていた。東京の劇団に入るつもりでいた。そこで、私は夜行バスで東京に向かい、あちこちの劇団を見学して周ったのである。東京はでかい!周りが山で囲まれてない!電車が交差していて、地下鉄がやたらと深い!クタクタになりながら安いビジネスホテルに1週間滞在した。
一日中歩き周り、いろんな人の話を聞き、心身ともに疲れ果てていた私はホテルの電話の横に添えられていた『マッサージのご案内』を目にしたのである。とりあえず、痛い体をなんとかしてほしいとの思いで受話器をあげた。
しばらくすると中年のおばちゃんがやってきた。とにかく体が痛いので強めにマッサージを頼むことにした。そのおばちゃんのテクニックは見事でしばらくすると体がほぐれてきた。とても気持ちよくなったのである。
その時!マッサージのおばちゃんが語りかけた「あそこの疲れも取ってあげようか?」と。
私は高村光太郎の『道程』を思い起こしつつ東京での一週間をすごしていたのであるが、「おまえはまだ童貞だっただろ?チャンスだ!やれ!」私は思い、そのおばちゃんで筆下ろしをしたのである。その時の姿は今でも忘れることはない。
事はすぐに終わり、そのおばちゃんは夕飯やお菓子などを買ってきてくれた。「このおばちゃんはなぜそこまで私に親切なのか?もしかして、お客様みんなに親切なのではないか?ということは、お客様とたくさんセックスをしているのではないか?たくさんお客さんがいたら中にはHIVに感染している人もいたはず、ということはこのおばちゃんもHIV感染者かもしれない!」
快楽の余韻に浸っていた最中、私の頭の中は急激な恐怖に襲われた!とりあえず焦った私はそのおばちゃんに丁寧にお礼を言うと部屋から出ていってもらった。
HIVについて調べる日々
もしかして私はHIVに感染したかもしれない。いや、感染してしまった!近々、死んでしまう。しかも周りにエイズが原因で死んだと知られながら。
東京から帰ったきた私には、怯えてすごす日々が待っていた。とりあえずは情報収集。あらゆる本屋を巡り、漫画と漫画との間にエイズ関連書籍を挟みこんで買い漁った。大学の図書館にはHIVに関する専門的な書籍がたくさんあったが、友人にみつかってしまうかもしれなかったので近寄ることさえできなかった。
エイズ感染者と性交してエイズに感染する確率は1%程度。まず、あのおばちゃんがエイズである確率をある程度割り出した。意外なところで数学の勉強である。
感染する確率は1%、ということは1回目のセックスで感染するかもしれないし、100回目のセックスで感染するかもしれない。もう頭の中では最悪の事態しか想定できなくなっていた。
毎日、仏壇の前で泣いた。祖父の位牌にむけて今までの人生を悔い改めるべく、悪事を吐露した。黙ってエロ本買ってごめんなさい!じいちゃんの財布からエロ本買うためにお金を盗んでこめんなさい、と。号泣である、慟哭である。
不安を払拭するためにHIV検査を決意
もうダメだ、どうにもならない!そうしてようやく私は保健所でHIVの検査を受ける覚悟を決めた。当時は地域の保健所でしか検査を受けられなかった。もしかして、保健所で知っている人に会ってしまうのではないかと考え、なかなかふんぎりがつかなかった。覚悟を決めてから検査を受けるまでに半年もかかってしまった。
検査当日、控室には5人ほどの男女がパイプ椅子に座って並んでいた。ただ一人、私だけが悪魔に取り憑かれたかのように泣き叫んでる。順番が呼ばれ、採血室に。採血室では保健師の女性が淡々と採血をし、結果の日にちと時間を書いた書類を渡してくれた。保健師さんに笑顔はなかった。
2週間後、結果を聞くために再び保健所に訪れた。書類を渡し、本人確認を済ませて、部屋に通された。「今から30分ほどHIVについてのビデオを見てもらいます」と保健師さんに言われた。
「あ、あかんかったんや。感染してるんや。どうしよう。ビデオ見せられても…」そしてまたまた大号泣。地獄の30分がすぎ、結果発表。保健師さんから「検査の結果、陰性でしたよ」。
「あれ?陰性ってどっちだ?陰だから悪い方か?もう少しわかりやすく教えてください!」・・・とりあえず、結果としてはHIVには感染していなかった。それならそれで、はじめにビデオを見せてビビらせるのはやめてくれよ!心臓止まりかけたじゃないか!裁判で主文、被告人を死刑と処す的な雰囲気やったやん!と心の中で叫んでいた。
その後、再度保健師さんと面談。まあHIVに感染しないためには、というレクチャーを2時間受けた。涙ボロボロ、鼻水ダラダラ。何度も何度も保健師さんに「もう不特定多数の人とはセックスしません!」とまるで神様に誓うかのように頭を下げた。
こうして、ようやく私はHIV感染からの恐怖から抜け出せたのである。結果が出るまでの2週間、あちこちの神社仏閣に訪れ、健康祈願のお守りをコンプリートしたことは言うまでもない。
さいごに
性病体験談いかがでしたでしょうか?体験者さんのように不安な日々を過ごすよりも怪しいと思ったら、いつもと違う相手としてしまったら、まずは検査してみることをおすすめします。また「まずは検査を」と考えている方には郵送性病検査キットがおすすめです。性病検査キット自体の比較も行っておりますので、是非記事を確認いただき、ご自身にあった性病検査キットを選ぶ参考にしてください。
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