【性病検査体験談】女性29歳 細菌性腟炎 婦人科での検査利用

私は29歳、女性です。

私が性病検査をしたのは、2年程前になります。当時付き合っていた彼は避妊具をつけてくれない人でした。付き合い始めてから1年経った頃、性行為の後に膣の奥が痛む事が増えました。最初は無理をし過ぎただけだと思い、放っておけばすぐに治るだろうと思っていました。

しかし、その後2週間しても膣の奥がかすかに鈍く痛み続け、その時に少しおかしいかもしれないと気づきました。チクチクというより、ジンジンするような痛みでした。ですが、自分の身体に違和感を感じたのも初めてでしたし、ましてやデリケートな問題なので恥ずかしく、友達にも相談出来ずにいました。普段から開けっぴろげに性について話していたらまた違ったと思いますが、私は誰かに話すのに抵抗があるタイプでした。

最初はおりものの色が変わり、少し黄緑がかった色になりました。それに加え、おりもののような固形ではなく、液状のもので下着が濡れるような感じになったのです。臭いもきつく、なんとなく生臭いような鼻につく匂いでした。

とりあえずおりものシートを使っていましたが、きっと臭いは防げていなかったと思います。酷い話ですが、この症状が出ている間も彼との性行為は続いていました。明らかに症状が出てきて不安を隠せなかった私は、まず彼に相談することにしました。すると彼から出たひと言は、「性病なんじゃないか？」という冷たい言葉でした。もちろん私は彼としか性行為をしていませんでしたし、自分自身が性病になるなんて想像もしていませんでした。

そうなんです。彼が浮気をしていて性病を持っているのではと疑いもしました。ですがその時は彼も同じ感情だったようで、私が浮気をしていると疑われ、否定しても信じてくれず怒られたのを覚えています。彼もきっと不安だったのだと思います。そこで私は自分の潔白を証明する為にも、不安を解消するためにも、やっとの思いで勇気を出して検査を受けることを決意しました。

ネットで検索しました。

仕事の休みが取れるのが土曜日だったこともあり、近くで休日診療をしている病院を探したところ婦人科専門のところではなく、内科と一緒に婦人科もあるような病院でした。少し昔ながらの古びた病院で、男性の医師とお爺さんの医師しかいなく、女医さんがいるところを選べば良かったと後から後悔しました。

自覚症状を伝え、医師の問診を受けました。可能性としては細菌性膣炎か淋病と言われ、その検査を行うことになりました。診察は男性医師2人に見られている状態でタイツを下ろす必要があり、もう少し気づかいがあって欲しかったです。病院選びは重要だなと思いました。

20分ほどですぐに結果が出て、淋病では無かったので細菌性膣炎と診断されました。疲れてたりする時にバイ菌が入って起こる物だと説明され、安心したのを覚えています。人に伝染ったりするものではなく、すっと肩の荷が下りたように感じました。

抗生物質と膣の炎症を治す膣薬のようなものを処方されました。抗生物質は飲み薬で3日分ほど、膣薬は直接膣に入れる錠剤で1週間分でした。薬を使用してから1週間程度で症状が収まりました。

検査を行ってみて感じたのが、少しでも違和感を感じたら早めに検査を受けるべきということです。自己診断でネットの情報を鵜呑みにすると、不安が募るばかりで余計に検査をするのが怖くなってしまいます。

ただ、性病の種類によっては一刻も早く治療をする必要があるので、怖がらずに検査を受けることが本当に大切です。